二分の一成人式・十三参り

二分の一成人式とは

「二分の一成人式」は「ハーフ成人式」や「十歳(ととせ)の祝い」ともいわれ、文字通り成人の半分の年齢である10歳を迎えた時に行う記念の行事です。また、年齢は1歳を"ひとつ"、2歳を"ふたつ"、3歳を"みっつ"と数えますが、10歳では"とお"と、"つ"がなくなることから、「つなしの祝い」とも呼ばれています。
ハーフ成人式では、10歳になったことをきっかけにして、これまでの年月を振り返ったり、あらためて将来の目標を立てたりします。古式由来の行事ではないので、神社仏閣を参拝してお祈りや願いを捧げるということではありませんが、近年は人気の高い行事として多くの地域で積極的に行われています。

「10歳」に込められた願い

「二分の一成人式」が始まったきっかけや由来は、正確にはわかりませんが、20歳の成人式を迎えられそうにない重い病気を患っている子どもに、せめて10歳の時にお祝いをしようという親心から始まったものと言われています。
また、10歳というのは子どもの成長や発達においてひとつの区切りであり、10歳までに習得したことがその後の成長や発達に大きく影響するとも言われています。10歳前後から思春期に入る子どもは多く、感情や友人関係、道徳、認知などの精神面でも大きな変化が現れる年頃です。「二分の一成人式」には、10歳の頃に起こる変化に子ども達と一緒に積極的に向き合い、さらなる成長のきっかけにしていこうという願いも込められています。

十三参りとは

十三参りの始まりは、空海が室戸岬の洞窟(御厨人窟)に籠もって虚空蔵求聞持法を修したことにより飛躍的に記憶力が増したことから、数え年13歳を迎えた(少年は昔の元服時期にあたり、少女は個人差はありますが、初潮を迎える時期に合致。)少年・少女が、これまで健やかに成長できたことへの感謝とともに、これから益々知恵と福徳を授かる為に、広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩(虚空蔵菩薩)に参拝する行事です。虚空菩薩とは、十三番目に誕生した智恵と福徳を司る菩薩と言われています。別名:知恵詣り・智恵もらいとも呼ばれています。
 十三参りは、本尊・虚空蔵菩薩と縁が深い旧暦の3月13日(新暦の4月13日)にお参りする年中行事となっていましたが、現在、京都嵐山の法輪寺では、新暦4月13日を中日とした3月13日~5月13日と10月~11月にかけての参詣を十三参りの行事日程にあてています。

二分の一成人・十三参りと七五三との違い